チャプター 67

癒やす少年

マーク視点

止まらない夢。

母さんが真実を打ち明けてから――マイケルのこと、ムーンライトのこと、何もかも――夢はひどくなる一方だった。

悪夢じゃない。正確には。

どちらかというと……自分のものではない記憶、そんな感じだ。

目を閉じると、歩いたこともない森が見える。岩を削って造られた回廊が続き、立ったこともない月明かりに照らされている。知らない顔が、聞いたこともない名で僕を呼ぶ。

祝福された者。

呪われた者。

選ばれた者。

涙で頬を濡らしたまま目を覚ます夜もある。別の夜には、拳を握りしめすぎて爪が掌に食い込んでいる。夢が何かを伝えようとしているみたいなのに、僕にはそれ...

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